真鍮の止まり木

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負傷して受診

 今日久しぶりに大きな病院に行きました。3年ぶりぐらいになります。救急外来に入ったのは、生まれて始めてでした。実際大層な病気でも怪我でもなかったのですが、何日も症状が続いていたので気になって受診に行くことにしました。

 久しぶりに病院での診察を受けに行き、休日の外来というのはある種独特な雰囲気を持っているものだなぁと思いました。診察後静かで薄っすらと暗い待合室で、薬が準備されるのを座りながら待っているとき、なんだか妙な心地がしました。平日はあれほど人でごった返しているその空間に、私と連れ以外誰もいない。聞こえるのは廊下の清掃をする作業員の足音と鈍い機械音ばかりで、人間が生み出す喧騒なんてものはどこにもない。それが、私にはとても奇妙なことのように思われたのでした。

 ところで診断の方は特に心配するほどのことでもなく、滞りなく受診は終了しました。診断結果を知って、私よりも連れの方がほっとしていて、その姿に私は喜ばしいなぁと思ったりなどしていました。

 以上、楢ういのでした。